海に囲まれ、氷に覆われた大地を持つアイスランド。人口わずか30万人、北海道と四国を合わせたほどの大きさのこの国には、90もの音楽学校、6,000人を超える合唱団員、400のオーケストラが存在し。バンドやDJは数知れず・・・。そしてもちろん、アイスランドは世界的に活躍する歌姫・ビョークやシガー・ロス、ムームといった、数々の人気ミュージシャンを輩出してきた国でもある。北極圏に近いこの小国から、これほどまでに多種多様なミュージシャンが生まれるに至った背景には何があるのか。そして何が彼らを音楽に向かわせるのか--‐。
アイスランドのミュージックシーンを飾る数々のユニークなアーティストたち。スタジオやライブ開場、教会など、彼らの活動の現場を追い、彼らの考えや視点に密着する。彼らの世界各地でのライブ映像、インタビューが交錯していく。古代詩を詠唱するパフォーマンスでシガーロスとも共演しているペイガル(異教)の司教ヒルマール・オゥルン・ヒルマルソンが音楽と詩について語り、アイスランドの著名な映画監督フレドリック・トール・フレドリクソンが登場し、自身が監督した記録映画『ロック・イー・レイキャビク』と当時のシーンを語る。
様々な活動が取り沙汰されるビョークは、本作では純粋なミュージシャン、アイスランド人として出演している。かつて、シュガーキューブスに在籍した時代のビョークの貴重な映像も楽しむことができる。またムームやシガー・ロスの他にも、個性豊かなミュージシャンたちが多数登場。ミュージックボックス(オルゴール)などユニークな楽器を用いるバンド、ストリングスにストーンハープ(石のハープ)などを加えた大編成バンド、エレクトロニカ、ラップまで、登場する音楽は多岐にわたる。田舎町で結成された少年たちのバンドが、フー・ファイターズと共演するなど、にわかに信じがたい光景も、ここではあり得ることなのだ。“氷の国”から届いた熱き音楽ドキュメンタリー『スクリーミング・マスターピース』を見逃すな。
【爆音上映】ライブ用音響機材を使用した、大音量での上映になります。